プレイヤーが摘発?実際にあったオンラインカジノの逮捕事例を検証

プレイヤーが逮捕されたスマートライブ事件の真相とは

オンラインカジノプレイヤーなら、1度はこの事件の名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。事件の経緯から逮捕された理由、その後の流れなどを書いていくので読んでみてください。

スマートライブ事件の経緯を書いていきます

2016年にスマートライブでプレイしていたプレイヤーが逮捕されるという事件がありました。京都府警に逮捕されたプレイヤーは3人で、容疑は自宅のパソコンからオンラインカジノで賭博行為をした疑いです。3人は概ね容疑を認めており、オンラインカジノなので、海外サイトなら大丈夫だと思ったといった供述をしています。逮捕容疑は2月18日から26日にかけて、オンラインカジノのスマートライブカジノでブラックジャックのゲームに現金22万円を賭けたことによるものです。

府警はチャット機能やブログなどの記録を元に容疑者を割り出しました。カジノ自体は海外のサイトなのに、胴元は逮捕されずプレイヤーだけが逮捕されたために注目を浴びることとなります。また、オンラインカジノ利用者が逮捕されたのはこれが初めてでもあったことから、プレイヤーの間に大きな衝撃も与えました。

逮捕に至った理由とは

3人のプレイヤーは、いずれもブログなどでIDを公開してプレイ記録などの記事をアップしていたという話があります。画像も載せていたのなら重要証拠として扱われてしまった可能性が高いです。オンラインカジノで良い結果が出たとすれば、自慢するためにネット上で公開してしまうのも無理もないことでしょう。

一方で、スマートライブは他のプレイヤーのIDやチャット内容、ベット状況などが見れる状態だったために特定されたとされているようです。チャットにオンラインカジノで大きな賭け金をした書き込みが残されていたので、この点も逮捕に至った理由になっています。自身がすごい人物であることを知らしめるために書いたと窺えますが、これが逮捕につながるとは予想だにしていなかったと思います。

海外サイトなのになぜ逮捕されたのか?

彼らが賭博を行ったオンラインカジノでは日本人女性がディーラーをしていたので、日本語を使って上手くやり取りをすることができました。女性が担当する環境も日本時間に該当する夕方から深夜にかけて行われているなど、日本人にとって最適な時間帯だったため、日本人向けのサービスであると府警が認識しました。

このため、オンラインカジノを利用している3人が逮捕されるきっかけにもなりました。仮に胴元でもあるディーラーが外国人だったとしたら、逮捕されることはなかったかもしれません。

逮捕後の流れです

逮捕された3人のプレイヤーは、略式起訴されて20万円以下の罰金刑が確定します。少ないように見えますが、賭け事に対する摘発の事例の大半はこうなっていますので、一般的な額に納まったとみるべきです。そのうち2名は起訴された内容を認め、略式提訴で罰金を支払います。しかし1名は納得せず裁判を起こす姿勢を見せましたが、最終的には不起訴で終わります。

結論ですが、日本人向けとみなされるオンラインカジノは海外に運営会社があったとしても、ある程度の危険性が存在するのは確かです。そういったリスクを念頭に置いてプレイしていくことをお勧めします。