グレーゾーンは本当か?オンラインカジノに関する法律

オンラインカジノに関する法律とは

オンラインカジノは政府からの認可が必要

カジノは世界各地で認可されていて、特にヨーロッパやアフリカの国々に多いですが、アメリカ・アジア・オセアニア地域の国々でも法律的に認められ、世界中の人達がカジノを合法的に楽しんでいます。オンラインカジノを運営するには運営会社がカジノライセンスを取得しなければならないとされていますが、中にはライセンスを所持していない法律的に問題のあるオンラインカジノも存在します。

オンラインカジノを利用する際は運営会社のライセンスの有無を調べておくのも大切になってきます。カジノライセンスは国ごとに申請の難易度が異なる免許制度になっています。イギリスやマルタ共和国、ジブラルタル政府の発行するカジノライセンスは審査基準が特に厳しく、信頼度も高いと言われています。

日本からプレイするのは違法なのか?

法律的に日本の賭博場開張図利罪は国内が適応範囲であり海外の会社は取り締まれないようになっています。日本人が海外のオンラインカジノをプレイする場合、運営会社もライセンスを取得して合法的に運営していれば問題ないとされます。賭博罪も同様に国内で賭博行為をした人が対象でありインターネット上は規定が曖昧で、海外のオンラインカジノは合法なのか違法なのか、判然としない部分もあります。

ただ、俗に「スマートライブカジノ事件」と呼ばれる海外のオンラインカジノをプレイした日本人が逮捕されたケースもあるので油断はできません。現状では、スマートライブカジノ事件のように日本人に特化したサービス提供などをしていない限りは取り締まる法律がないのでグレーゾーンだという見方が大勢です。

インターネットカジノ(インカジ)は違法なのか?

インターネットカジノは、インターネットカフェを装った店内で客が店側に現金を支払い、オンラインカジノをプレイし、勝利金を店内で現金に交換してもらう仕組みになっています。オンラインカジノをプレイすること自体法律的に問題とはなりませんが、客と店側で行われる現金でのやり取りが、日本国内での賭博行為とみなされ明確に法律違反となります。店側は賭博場開張図利罪で摘発され、客は賭博罪で逮捕されることになります。胴元が日本のインターネットカジノでのプレイは法律違反になるので注意が必要です。

日本のIR実施法(カジノ法案)とオンラインカジノの関係とは

カジノ法案とはIR推進法とIR実施法の二つの法律から成り、2016年12月にIR推進法が成立、その後2018年7月にはIR実施法が成立しました。このカジノ法案の目的は、統合型リゾート(IR)の建設により海外からの観光客を日本に呼び込み、財政難の改善や雇用の促進、インフラ整備による地域経済の活性化につなげようというものです。

その経済効果は莫大で、試算すると数兆円にのぼる経済効果が見込まれています。このようにカジノ法案は経済対策の面が非常に強く、カジノを合法化するのが主な目的ではありません。カジノに関しては別途ルールが設けられることになっていますが、現時点で国内での賭博は違法であり、オンラインカジノは法律的にグレーゾーンのままです。