脱税は可能?オンラインカジノで税金がかからない方法を徹底検証

オンラインカジノで得た収入が非課税となるケース

ケース1|収入の総額が特別控除の範囲内

私たちは収入があった場合申告し、必ず税金を納めなくてはなりません。それは海外のオンラインカジノで稼いだ場合も同様で、納税すべきお金があるのに申告をしないと脱税として摘発される可能性があります。オンラインカジノで得た収入は一時所得となるため、特別控除50万が差し引かれることになります。つまり、得た利益が50万以内であれば非課税で申告は不要です。50万円以上利益がある場合は確定申告と納税が必要です。

ケース2|オンラインカジノのアカウントから出金しない

グレーな方法ではありますが、50万円以上の利益が出ていても脱税にならない手段もあります。例えばエコペイズなど決済アカウントに出金しない場合は、カジノの中にお金が入ったままの状態になります。出金申請をしなければカジノからお金が流れた記録が残らないので50万以上の利益を出しても課税されないですし、海外のオンラインカジノは日本の税務署の管轄外のため、調査される心配もありません。

但し、原則として50万円以上の利益が出た時点で課税対象となるので申告は必要です。正しくプレイして脱税を避けたいと思うのであれば、出金したかどうかに関わらず確定申告するのが望ましいです。

ケース3|カジノから直接海外の口座に出金

オンラインカジノからの出金でメジャーな手段が、電子決済サービスのエコペイズなどです。エコペイズなどの決済アカウントから日本の銀行に出金しなければ税務署はお金の流れがつかめないので、電子決済サービス内にお金があるうちもまだ脱税になる心配はありません。電子決済サービスからは様々な金融機関へ出金することができますが、海外に口座があり、エコペイズなどから直接その銀行へ送金できるなら税金申告は不要になります。

但し、出金した国の税法に則る必要があるので、日本からは課税されなくても口座のある国から税金が徴収される可能性はある点に注意しましょう。オンラインカジノでは様々な入出金手段がありますが、基本的に日本の管轄外の金融機関へ出金した場合は調査ができないため、脱税になる可能性は低くなります。しかし最終的には日本の銀行へ送金することになります。その時点で50万円以内に収まるように工夫すると脱税せずに済むでしょう。

海外に出金した場合の注意事項

こうしたお金のやり取りは脱税の温床になりやすいです。2018年からCRS(共通報告基準)が適用されたので、現在では出金した海外口座の国によっては脱税がばれる可能性が高まっています。2019年度からは参加国間で海外資産に関する情報を交換し合い、それに基づいた税務調査が行われているからです。参加国の口座に出金すると日本の税務署にはバレてしまう可能性があります。

結論、課税対象となる金額は納税しなければいけないので、オンラインカジノの利益で脱税をしようと考えるよりは、正しいルールを守ってプレイして脱税をしないことが大切です。日本人がオンラインカジノで遊ぶこと自体は違法ではありませんが、オンラインカジノの利益を隠す行為は違法になるので注意しましょう。オンラインカジノによっては税金に関するページを用意して注意喚起をしているところもあります。